廣川グループは「企業は永遠なり」という経営理念を掲げています。
企業は単に事業を通じて利潤をあげる組織であるだけでなく、社会的な存在であり、また従業員にとっては人生の拠り所でもあります。
その企業が何らかの理由で消滅すれば、そこで働く多くの従業員はもとより、関連する他の企業や業界、あるいは地域社会にまで影響が及びます。
そういう事態に陥ると、全ての関係者が困難な立場に立たされます。
そうならないために、企業は永遠に存在し続けなければならないのです。
雨や嵐にも負けない「全天候型経営」
企業を永遠に存在させるためには、事業を安定して継続させなければなりません。
しかし、長い歴史の中には好不況もあり、社会の進展にともなって斜陽化する事業もあります。
また、取引先のトラブルに連鎖的に巻き込まれることもありましょう。
そうした不測の事態に遭遇しても右往左往しないよう、当社は企業としての財務内容を充実させ、同時に積極的に新しい事業に取り組んできました。
和紙問屋から始まって、特殊紙、洋紙、紙加工品、印刷、包装資材、食品パッケージ、そして販売促進資材と次々に事業分野を広げてきたのです。
これこそ正に「全天候型経営」です。
雨や雪が降っても、あるいは嵐が到来しても、安定して企業を存続させるためには、常に新しい市場を開拓し、複数の事業を展開することでリスクを分散するべきであるという考え方です。
「在平素」の意味
当社の会議室には「在平素」の文字を刻んだ額が掲げてあります。
先代会長が友人を通じて日本画の巨匠・川合玉堂氏からいただいたもので、その意味するところは「一時的な努力や時流にのって背伸びするのではなく、日頃から努力と研鑽を重ね、時流に流されることなく着実にやるべきことをやる」ということです。
この額を初めて目にしたとき、「普段の努力がいかに大切か」を改めて再認識しました。
それ以来私はこの「在平素」を座右の銘にしています。
「全天候型経営」と言っても一朝一夕にできるわけではありません。
日々の仕事を着実に成し遂げて力を蓄え、地に足をつけながら慎重に取り組んでこそ新しい道が開けるのです。
これまでと同様、これからも当社はこの「在平素」の心と「全天候型経営」によって、経営理念である「企業は永遠なり」を実現してまいりたいと考えております。
取締役会長 廣川 仁